2005年10月08日

都筑 卓司(著)マックスウェルの悪魔 

新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ    ブルーバックス
都筑 卓司 (著)
新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ
 槌田敦氏は熱学外論109ページで、都築本のエントロピーに関する記述に間違いが多いと書いている。暗に242ページの水呑み鳥の説明を批判しているように見える。
だが、都築氏の説明は、私の平和鳥=水飲み鳥が水を飲むわけ。そこに水があるからだ。と類似しているような気がする。槌田、都築、どちらに軍配が。
あれ?槌田氏は「常温熱による水の不飽和蒸気空間への蒸発」と書いている。両者どちらも似たような説明じゃないか。

ただ、都築氏は不飽和状態の存在理由を説明しようとしている。そして、その根拠を、太陽光に求め、6000℃の太陽光放射を 負のエントロピー(negentropy)”反エントロピー”と称し説明している。
まあ、どうかな。
陸地に雨が降るのは、気象変動があるからで、それは、太陽光、大気、海洋、陸地・地形、対流と自転公転(地球活動)があるからで、、

槌田理論には 地表太陽光受熱(〇〇℃)と上空水蒸気の宇宙赤外線放射(〇〇℃)が地球エンジンの駆動力となっているというような主張がある。
これは、私の呼称では、「地球 五右衛門風呂論」である。大気が光透過であることが肝心。地表が暖かく、上空が冷たい。だから、上昇下降気流・対流が起こる。鍋底・釜底から加熱されているのと似た状況が起こる。そして、大気循環がなければ降らない雨が陸地にも降る。
これが五右衛門風呂でないと、よくかき混ぜてから入らなければならない。このごろの家風呂は、強制攪拌されてますけどね。

佐藤正隆氏は、都築卓司「エントロピーは殺しの番号」『クォーク』No.20(1984年3月号)93頁のエントロピーの用法に異議をとなえている。
http://raycy.seesaa.net/article/25837811.html
霊際: 都築卓司「エントロピーは殺しの番号」『クォーク』No.20(1984年3月号)
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