2007年06月22日

教育学の理論 教育学全集

教育学の理論 / 海後宗臣, 吉田昇, 村井実編. -- 小学館, 1967. -- (教育学全集 / 大河内一男, 波多野完治監修 ; 1)
これからの教育と教育学(大河内一男ほか)
大河内 ・・・お年頃・・・飛躍・・・
梅根 大河内さんの話を聞いて思い出したのだけれども、数年前に私は学術会議におって、物理学の学者諸君が共同利用研究所の問題なんかで協議会をやるというので、名大プラズマ研究所でやっておったのですが、そのときいろいろな話をしている最中に湯川さんが、「君らのやっている学問なんてものは学問じゃないじゃないか」といわれた。だれかが出した仮説を実証したり、データを集めて機械にかけて数字を出して、まちがっているとか、理論どおりになっているとか、そんなのは学問じゃないんだ、それは学問の技術労働者のやることだ。日本の政府は、そういうほうばかり金かけて、おれのほうの基礎物理研究所がやっているような研究には金をくれぬ。(笑声)おれのほうは、そんなことはやっておらぬ。計算もしない。おれの研究所にはテーマもないんだ。何をやっているかといったら、なんとなしに集まって、簡単にいえば、ただダベっているだけだ。雑談会をやっているのだ。そのダベっている中から何かが出てくるのだ。そんな研究を大事にしなければ、学問は発達しない。ということを盛んに協調しておられたのです。私もやはりそう思うのです。
大河内 ・・・結局飛躍できるということは、自分をあえて一人に突き放すことができる人間でなければならない。・・・
posted by raycy at 16:59| Comment(0) | TrackBack(3) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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そのダベっている中から何かが出てくるのだ。
Excerpt: 何をやっているかといったら、なんとなしに集まって、簡単にいえば、ただダベっているだけだ。雑談会をやっているのだ。そのダベっている中から何かが出てくるのだ。 なんか、クリエイティヴの現場、といったら、お..
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Tracked: 2007-06-23 19:53

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Tracked: 2008-04-27 21:23
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