2007年06月22日

自然主義の臨界 金森修

自然主義の臨界@amazon 金森 修 (単行本 - 2004/6)
目次
橋田邦彦の生動と隘路
 1.禅と自然科学の間
 4.全機性の生理学
摂食障害という文化
生物学から生命論へ
ベルクソンと進化論―二〇〇三年冬の序文とともに
カメレオンの情操―バルタザール・グラシアン論
科学論の設計的責務についての掌編
ジャック・ブーヴレス―フランス現代思想批判
 1.サイエンス・ウォーズ
人文学への弔鐘

橋田邦彦の生動と隘路 4.全機性の生理学
 ・・・政治家スマッツ全体論(holism)、ホールデン『生物学の哲学的基礎』、マイヤー『生物学的思想の危機と転回点』、橋田『生理学』下巻結論部「生物と環境との不即不離性」、マイヤーの翻訳者木村雄吉の後書「機械論と全体性、従来の二台対立思想である機械論と生気論を共に超克する新思想⇔全体論」、ゲシュタルト心理学 恒常仮説の否定、知覚の総合的性格への着目、脳病理学におけるゴールドシュタインの主張、ベルタランフィの有機体論、ユクスキュルの機能環や環境世界論など、(P.19-20)

 6.働くものなき働き

ジャック・ブーヴレス
 1.サイエンス・ウォーズ
 現代科学論(science studies)が科学を多様な文脈で激しく批判し続けたせいで、一般社会での科学のイメージが悪くなり、それが政策的側面でも科学に多くの損害を与え始めているという危機感をもった科学者たちは、一九九二年頃から散発的に科学論を明確に論敵として特定した反論を開始した。たとえば生物学者ウォルパートの『科学の不自然な性質』(一九九二)や、物理学者ワィンバーグの『最終理論の夢』(一九九三)などがそうだ。そしてその反攻は生物学者グロスと数学者レビットの共著『高次の迷信』(一九九四)に及んでいわばその最高潮を迎える。『高次の迷信』は、どれほど冷静な読者でも思わず感情的反応に駆られてしまうほどに激しく論争的な書物だ。そして科学者側の一連の反攻を受けて、科学論者の方も『ソーシアル・テクスト』というカルチュラル・スタディーズ系の重要な雑誌で特集号を組み、反批判を試みた。いわゆる「サイエンス・ウォーズ」の勃発である。(P.242‐243)
『アナロジーの罠』(P.254)
posted by raycy at 16:03| Comment(0) | TrackBack(1) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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働くものなき働き
Excerpt: 働くものなき働き 橋田邦彦より
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-23 18:07
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