2007年06月17日

本の本音 高橋 誠 森 恵子

本の本音@amazon 高橋 誠 森 恵子 (単行本 - 2004/9)
目次
第1部 マクロの視点から―グローバリズムの実と虚(
山崎正和―グローバル世界の中心で社交の精神を叫ぶ
西部邁―世界の思想の連峰を眺めると、保守思想の尾根なのです
金子勝―逆システム学をこの国のセーフティーネットとして
島田裕巳―宗教は階級闘争として見たほうが分かりやすい
福田和也―テクノロジーの外側を問うても意味はない。アウシュヴィッツは詩なのだ)
第2部 ミクロの視点から―達人たちが体験から語る(森永卓郎―痛みに耐えろというのは、永久に耐えていろ、ということなんです
寺脇研―教育改革はすでに始まった。議論の段階ではないんです。
河上亮一―子どもを社会的に自立させる学校の役割は終わらない
小田島雄志―人生を楽しく過ごした後、どうやって散っていくか、それが問題だ
田辺聖子―男とは、女とは、恋愛とは、人生とは恋愛したとき、男も女も発見すると思うのね)

「宗教的権威が社会的権威として機能しないようにしたわけです。信長は、本願寺や比叡山を焼いて、そういう選択をした。明治に入ってからは、廃仏毀釈でけっこう仏教寺院を焼いた。日本社会で機能していたのは共同体的な倫理です。日本的経営といわれる会社まで含めて、人と人とが信用するということを重視するやり方を取ってきた。神というものを置かなくても、人と人がその場で直接に信頼しあうという関係をつくりあげてきた」
日本の物が世界を支配する(P.99‐100)

唯物史観で宗教を見る
 ・・・・・・
 島田さんは宗教を「マルクス主義的に」見ていると言う。『創価学会』(新潮社2004年6月)では創価学会について論じたが、その視点が生かされた。
「創価学会はけっきょく未組織労働者を組織した集団です。組合運動にも吸収されないような層、都市下層階級の宗教団体になるわけですから、階級闘争なのです。・・・(P.101‐102)
 ・・・・・・
 ・・・マルクス主義はやっぱり有効ですよ。」(P.106)
島田裕巳

方法論としての逆システム(P.78)金子勝

 生家のエピソードに続く言葉に、人生を示唆する名言がいくつもある。
<「出口、こちら⇒」と矢印を>
<そこそこで、ええやないか>
<人生的年長組になったら、自分で自分を慰められるようになるべし>
<誉め合うてこそ人生>
<人を誉める前に、自分を誉める>
<夫婦は同級生>
<夫婦の一生は、組み合わせのデコボコを直しているうちに終わる>(P.213)
『人生の甘美なしたたり』『人生は、だましだまし』
<女をへこますコトバは究極のところ何もないのだ>
<不能は男の人生の部分批判だが、無能は男の全人生を否定された気にさせる>
<人生、エエとこ取りでよい>
<泣くか笑うか迷ったときは、笑うほうがいい>
<人生は最後にはなんとかなるものである>
<人間も金属疲労が出てからがホンモノである>
<神サンは人間を《えらい目》にあわせる《えらい目当番ふり当て役》なのである>(P.214)田辺聖子


posted by raycy at 13:21| Comment(0) | TrackBack(5) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

マクロとミクロの視点から
Excerpt: マクロとミクロ の視点から
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-17 13:37

マニュアルにまだない世界での"分"とわきまえ方。分即全、全即分?WA全機コンヴィヴィ
Excerpt: マニュアルにまだない世界での"分"とわきまえ方。分即全、全即分? WA 全機 コンヴィヴィアル 誉めて誉め合うて伸ばす?
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-18 18:20

大人の教科書。(人生年長組になったら・・・)。子[供]が大人を育てる。大人に育つ。
Excerpt: 大人の教科書。(人生年長組になったら・・・)。子が大人を育てる。大人に育つ。 大人はちゃんと大人に育っているか?子[供]が大人を大人に育てる。 子育てはインタラクティヴ⇔親育てはインタラクティヴ。「子..
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-20 11:38

方法論
Excerpt: 槌田 なぜダーティから出発しなければならないの. ですか。いま鶴見さんが言われたようにまずピュアな. タイプを考えて、それを補正する形でやってはなぜい. けないのですか。 鶴見 いけないのでなくて、方..
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-22 21:18

企業資本主義?
Excerpt: 企業資本主義? 未組織労働者の受け皿が創価学会?(島田裕巳より)
Weblog: 霊犀社2
Tracked: 2007-06-24 14:08
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。