2006年11月30日

幸福論 カール ヒルティ

幸福論 カール ヒルティ@amazon
幸福論(第一部)
仕事の上手な仕方

 仕事の上手な仕方は、あらゆる技術の中でも、もっとも大切な技術である。というのは、この技術を一度正しく会得すれば、その他の一切の智的活動がきわめて容易になるからである。それなのに、・・・・・・(P.13)


 仕事にも、あらゆる技術と同じく、そのこつがあり、それをのみこめば、仕事はずっと楽になる。仕事をする気になることだけでなく、仕事が出来るということも、決して簡単なことではないが、多くの人はそれを知らない。(P.21)

(三)精神的な創造的仕事をするのに、仕事の区分や、あるいはそれ以上に序論のために、時間と仕事の興味とを失っている人がきわめて多い。あまりに凝った、意味深げな、また一体にあまりに深く立ち入った序論というものは、普通、すこしも目的にそわず、かえって後段にのべるはずのものを前もって語ってしまうという不都合を生ずるものであるが、それはともかくとして、序論や表題は最後に作れというのが、誰にでもあてはまる適当な忠告である。そうすれば通常、それらはひとりでに出来てくるものなのだ。序論的なものはすべて後回しにして、自分の実際に最もよく知っている本論から始めれば、ずっと楽に仕事を始めることができる。それと同じ理由からして、まず序文や、また多くの場合第一章をもぬかして読む方が、書物はずっと読みやすい。少なくとも著者は、序文は決して最初に読まないことにしているが、そして、本文を読み終わったのちにそれにざっと目を通してみても、そのために損をしたと思ったことはまだ一度もないといっていい。もっとも、中には序文が一番いいという書物もないわけではないが、しかし、そんな書物は総じてあまり読む価値のあるものではない。(P.25‐26)
posted by raycy at 12:53| Comment(0) | TrackBack(2) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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まえがき ・・・ ‐‐‐‐‐‐‐‐ ・・・ 伏線
Excerpt: ヒルティの幸福論に「まえがきばかりが立派な本はたいていつまらない(my勝手な印象記)」 ←てなふうにあったが、それは、物書きの理想としては、言霊が勝手にドライブして言霊に引っ張られて書き進むのが理想だ..
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