2005年12月21日

熱学第二法則の展開

熱学第二法則の展開
小野 周 (編集), その他(1990/09)朝倉書店
 しかしニュートンは単なる機械論者ではなかったし、彼が表明した実証主義も、額面通りに本心とは受け取れない。あくまでも「自然哲学の任務は、機械論的なものではあり得ない真の第一原因を見出すことにある」11)のだ。
 通常物質は受動的で不活発だと見るニュートンにとって、世界の活動性の究極の根拠(「第一原因」)は実は「遍在する神」[ユビキタス?]の耐えざる働きであり、それゆえ重力が燃焼・発熱作用を産む「能動的原理」の担い手は、たとえ直接に神自身ではないにしても、神の働きを代行する特殊な、つまり非物体的で精神的な物質――「<エーテル>」ないし「精気(スピリスト)」――でなければならなかったのである。(P.9 、山本義隆)

 あまたある「当たり前」から「熱は自発的には高温から低温にしか流れない」という唯一を選びだして、それを「原理」としたことの重要性は、強調しすぎることはない。(P.16、山本義隆)

力学的エネルギーポテンシャル 温度無限大に相当?
……仕事は温度無限大の熱源からの熱とみなしてよい。(P.18、山本義隆)
    仕事 ”温度無限大” 熱源 熱
    仕事 温度 無限大 熱源 熱
    力学的仕事 エクセルギー

原子論について
ところが,いざ改まって「科学的に」ものを考えようとすると,原子論や地動説が母国語のように頭に染み付いているために,素直に熱力学や天動説でものを考えられないことに気づく。(P.24、小出昭一郎)
あるいは,原子論というのは,より基本的な構成要素を求めていこうとする研究態度を示す言葉だと言ったほうがよいのかもしれない。(P.25、小出昭一郎)

……開いた系という用語は1929年にド・フェイが初めて用いたものである。このような開いた系では、カルノー‐クラウジウスの定理はそのままでは適用できない。開いた系の考えは、後に気象学に広く応用され、1942年のミーゲム(J.Van Mieghem)の本に多く書かれていて、また生物学における基礎的役割については1940年のバータランフィ(L.v.Bertalanffy)の論文がある。(P.138‐139、小野周)

気象学 開いた系OR開放系

エントロピーコスト(中山正敏 P.39)
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