2008年06月23日

漱石資料ー文学論ノート 夏目漱石 村岡勇

漱石資料@amazonー文学論ノート (1976年) 夏目 漱石 村岡 勇
凡例
9 概要・参照文献(漱石の)は読者の便を考えて編者が書き加えた.(p.xvii)

学者
概要 学者が書を著わす目的は多くの場合虚栄のためである.しかし,虚栄に関する限りでは,昔の学者は今日の学者ほど陋劣ではなかった.今日の日本の学者の価値は低い.その理由は次の通り.西欧の学者はこぞって知的塔を築きあげることに努力している。無論、その知的塔の頂きに登るのには次第順序がある。日本の民衆は次代順序のあることを知らぬままに、日本の学者がその塔の頂きに登ることを期待する。日本の学者は民衆の期待と鞭撻を受けながら、到底塔の頂きに登れないことを自覚しているので、ほらを吹き、ごまかすことにつとめている。こうした日本の学者の態度を改めるには自分の無学を吹聴することが先決問題である。今日、日本の学者の間に見られるこうした通弊は伝統と社会の風潮による。それゆえ、社会を改造しなければ、立派な青年は生まれない。(p.1)
posted by raycy at 08:49| Comment(0) | TrackBack(3) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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