2008年08月25日

英文解釈考 佐々木高政

英文解釈考@amazon (1977年) 佐々木 高政 (- - 1977/11)
Be sure that you go to the auther to
get at his meaning, not to find yours.
John Ruskin, Sesami and lillies, T.§13
(P.2)

U.「文意」の織りなし
 3.冠詞
A plausible impossibility is always preferable to an unconvincing possibility.  Aristotle, Poetics(P.70)
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2008年08月24日

過去ある女―プレイバック レイモンド チャンドラー 小鷹信光

過去ある女―プレイバック@amazon (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ) レイモンド チャンドラー 小鷹 信光 (文庫 - 1986/6)
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ミステリー歳時記 小泉喜美子

ミステリー歳時記@amazon 小泉 喜美子 (単行本 - 1985/11)
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文壇うたかた物語 大村彦次郎

文壇うたかた物語@amazon (ちくま文庫 お 49-2) 大村 彦次郎 (文庫 - 2007/10)
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複雑な彼女と単純な場所 矢作俊彦

複雑な彼女と単純な場所@amazon (新潮文庫) 矢作 俊彦 (文庫 - 1990/12)
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ベイ・シティ・ブルース レイモンド・チャンドラー 小泉喜美子

ベイ・シティ・ブルース@amazon (アメリカン・ハードボイルド (2)) レイモンド・チャンドラー 小泉 喜美子 (単行本 - 1984/12)
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弁護側の証人 小泉喜美子

弁護側の証人@amazon (1978年) (集英社文庫) 小泉 喜美子 (文庫 - 1978/4)
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タフでなければ生きられない 都筑道夫

タフでなければ生きられない@amazon (1978年) 都筑 道夫 (- - 1978/11)
タフでなければ、生きられない。やさしくなれなかったら、生きているには価しない。(中扉の次のページ)
レイモンド・チャンドラー「プレイバック」
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ハードボイルドの探偵たち 各務三郎

ハードボイルドの探偵たち@amazon (1979年) 各務 三郎 (- - 1979/5)
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ハードボイルドの雑学 小鷹信光

ハードボイルドの雑学@amazon (グラフ社雑学シリーズ) 小鷹 信光 (単行本 - 1986/5)
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2008年08月19日

探偵日和 向井敏

探偵日和探偵日和@amazon 向井 敏 (単行本 - 1998/5)
「おれ」か「私」か(『探偵日和』所収、初出『アスティオン』平成元年秋季号)
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2008年08月18日

名探偵ただいま逃亡中 生島治郎

名探偵ただいま逃亡中@amazon 生島 治郎 (単行本 - 1990/6)(文庫 - 1993/7)
 私のハードボイルド小説観は次のようなものである。
「ハードボイルド小説は、アメリカに於いて、文明が極度に発達し、その結果腐敗しはじめたときに、その腐敗した部分を描くことによって成立した。…
 …、そういうフィクションの部分を描きながら、現実社会のリアリティをありありと読者に感じさせるところにハードボイルド小説の面白さがあるように思われる」
 この一文は、私が『追いつめる』で直木賞を受賞した後に発表したものだが、編集者時代から既にこういう考えを持っており、日本においてもハードボイルド小説の誕生は可能だと思いつめていた。(P.18-19)

ロアルド・ダールの『南から来た男』(P.48)

樅の木は残った(P.74)

 どうやら、私にはハードボイルド作家というイメージがつきまとっているらしい。直木賞の受賞作がハードボイルド作品だったので、そういう印象で見られがちなのだが、本人はそれはちょっと違うと思っている。
 たしかに、フリーになって作品を発表しはじめたころは大いにハードボイルドにこだわってやろうという思い入れがあった。

ハードボイルド小説を書くように、いろんな書き手にすすめてみたがはかばかしい返事は得られなかった。
 …・それじゃあ、自分で書いてみようかと私は変に力みこんでしまった。ハードボイルド小説――それもタフガイ小説ではない、ハメット、チャンドラー、マクドナルドの作風に近いハードボイルド小説を書いてみようじゃないか。若気の至りでそういう大それた望みを抱き、私は自分なりのトライをした。
 …
 …。自分の書きたいもの――つまり、自分がエンターテインできるものを読者に伝えるには、いろんなスタイルいろんなテクニックが必要なわけで、そこでハードボイルドのジャンルにこだわっていては窮屈でしょうがないし、テーマが死んでしまう。
 …。だから、のちにはタフガイ・ストーリイにも、奇妙な味の作品にも、サスペンスにも、冒険小説にも――要するに、自分の書きたいテーマに合わせてジャンルを選び、それぞれのスタイルで作品を発表してきた。(P.114-116)

 私は『追い詰める』で直木賞を受賞したせいで、ハードボイルド作家というレッテルをはられてしまったが、このレッテルに合わせてむりにハードボイルド作品を書いてみても、失敗することはわかりきっている。……

 ハードボイルド作家というレッテルをはられているからといって、むりやり合わせ技でハードボイルド小説ばかり書いていると欲求不満になるから、私は今までにハードボイルド小説以外のものもいつつか手がけてきた。冒険小説もそうだし、スパイ小説もそうだし、奇妙な味の短篇やショート・ショート、日本ではあまり手をつけられていないチンピラもの(…)にも挑戦したし、時代小説も書いたことがある。そのときに書きたかった素材をそれにふさわしいジャンルに合わせ、スタイルを吟味して書いてきたつもりである。(p.122-124)

 女性にとっては、フィリップ・マーロウはクールでタフな面しかみせていないのに、ふと、そういうやさしさをのぞかせられると、一層、そのやさしさに真実味がこもるんだろうね。のべつやさしいだけじゃ、女性は口説けないのかもしれない。
 つまり、いくらやさしくしてやっても決してのめりこみはしないという、確固たる自信のあるところが、女にとっては魅力になるんだな。また、そういう確固たるルールがあるからこそ、いくらでもやさしくできるということもいえるんで、その辺がクールなんだよ。ルールがなくて、やたらに惚れこむ男性では、女性にバカにされるだけじゃないか。(p.162)
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プレイバック レイモンド・チャンドラー 清水俊二

プレイバック@amazon (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3)) レイモンド・チャンドラー 清水 俊二 (文庫 - 1977/8)
 ぼくがチャンドラーの作品をはじめて読んだのは『湖中の女』であった。ここでひとことおことわりしておくと、世間にはぼくを外国の探偵小説にくわしい人間のように考えている人がいるようだが、翻訳をいくつか手がけているというだけのことで、探偵小説についてはまったくのしろうとなのである。したがって、探偵小説作家としてのチャンドラーの真価をみとめて好きになったわけではない。映画になった『湖中の女』がカメラがフィリップ・マーロウの眼になって事件を追ってゆくという変わったつくりかただったので、映画とくらべてみるために原作を読んで、たちまちチャンドラーの作風に魅せられたのだった。したがって、第一作から順々に読んでいるわけでもないし、探偵小説としてどの作品がもっともすぐれているかということなども語る資格はない。
 ハリウッドが舞台になっていて、実景がとりいれられてあると、作品がどんなにつまらなくても、結構楽しんで見ていられる…。
ぼくがチャンドラーに魅力を感じたのはまずこの点であった。

 いまはもう本人に訊きただしてみることもできないが、『プレイバック』がチャンドラーを愛読してきたひとにいろいろの謎を投げかけているふしぎな作品であることはまちがいない。

 以上は『プレイバック』の初版(昭和三十四年十月)のために書いたあとがきである。

フランク・マックシェイン『レイモンド・チャンドラーの生涯』

 とにかく、『プレイバック』を、”謎をひめた作品”と考えているのはぼくだけではないようだ。1977年7月
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長いお別れ レイモンド・チャンドラー 清水俊二

長いお別れ長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))@amazon (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1)) レイモンド・チャンドラー 清水 俊二 (文庫 - 1976/4)
《宝石》 主筆の城昌幸さんが僕の義兄の親友(P.540)
…チャンドラーを僕にすすめたのは双葉十三郎君で、きっと気に入るから、とにかく読んでみなさい、といわれて読んだのが、『さらば愛しき女よ』であった。(P.540)

・・・、『長いお別れ』が発表され、早川書房社長に、ぜひぼくに翻訳させてくれ,と頼みこみ、…(P.540)

チャンドラーの新作が出れば、僕が翻訳することにきまっていたようで、さっそく翻訳にとりかかった。『プレイバック』は『長いお別れ』の半分にもたらぬ長さで、ふつうなら一ヵ月もあれば仕上がるはずなのに、映画字幕の仕事などに追いたてられて、なかなか完成できないでいるうちに、1959年3月、…(P.541)

『レイモンド・チャンドラー語る』(P.541)

 …。一歩まちがうと、きざでいや味になるところをがけっぷちで踏みとどまって、それが大きな魅力になっている文章のスタイル。もう一つは、アイルランドのクエーカー教徒の家に生まれた母親の血をひくイギリスびいきの目で、一九三〇年代から五〇年代にかけてのアメリカの風土、文化、社会を見つめ、その描写が味わいの濃い文明批評、社会批評になっているところ、この二つが僕をチャンドラーと結びつけたのである。(P.542)
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2008年08月17日

アコーディオンの本 渡辺芳也

アコーディオンの本@amazon 渡辺 芳也 (単行本 - 1993/12)
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2008年08月16日

映画字幕は翻訳ではない 清水俊二、戸田奈津子、 上野たま子

映画字幕は翻訳ではない 清水 俊二、戸田 奈津子、 上野 たま子 (単行本 - 1992/7)
 …マーロウのマーロウらしい魅力
 …マーロウの人格を語るには大切なこと

 しかし、角川事務所がチャンドラーからの引用といっているわけではなく、映画の世界ではよくあることだし、角川春樹君とは知らぬ仲ではないので、顔を合わせることでもあったら、あのマーロウは少々ちがいますよとでも言おうかなどと考えていたところ、丸谷才一君が「週刊朝日」で…

 そう言われてみると、私も腹を立てなければいけなかったのかもしれないが、映画界というものは、なにごともことなかれ方式がよしとされているところで、いまさら何か言ったところで、もはや証文の出しおくれである。
(78・11・12 Aasahi Weekly)
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夜明けのおやすみ 丸谷才一

夜明けのおやすみ@amazon (1984年) 丸谷 才一 (- - 1984/1)
解題・小田切 進
「フィリップ・マーロウという男」昭和37年八月『エラリイ・クィーンズ・マガジン日本版』
「角川映画とチャンドラーの奇妙な関係」昭和53年10月20日『週刊朝日』
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遊び時間 2  丸谷才一

遊び時間 2@amazon (2) (中公文庫 ま 17-4) 丸谷 才一 (文庫 - 1983/6)
角川映画とチャンドラーの奇妙な関係
…、あるときチャンドラーの『プレイバック』(清水俊二訳)を、「EQMM」編集長、小泉太郎にすすめられて取上げ、私立探偵マーロウについてかう書いたのである。
(P.63-64)
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深夜の散歩―ミステリの愉しみ 福永武彦、丸谷才一、 中村真一郎

深夜の散歩深夜の散歩―ミステリの愉しみ (ハヤカワ文庫JA)@amazon―ミステリの愉しみ (ハヤカワ文庫JA) 福永 武彦、丸谷 才一、 中村 真一郎 (文庫 - 1997/11)
九回 フィリップ・マーロウという男

 …が、それにもかかわらずぼくが女ぎらいといったのは、マーロウが女性に対するときよりも男性に対するとき遥かに優しいという事情を指摘しようとしてであった。…
 …。つまり、男色者では絶対ないくせに、そして女性に対して一応たしかに優しいくせに、しかもそれにもかかわらず女性に対してある種の冷たさ、無関心さを仄かに、しかも執拗に示しつづける神秘な男を、このあたしが射とめようと、無意識的に決意するのではなかろうか。(p.233)
 理由の第二としては、マーロウがきわめて高級な感傷家であることをあげたいのだが、しかし、これは誰でも知っていることだから、簡単に切りあげて差支えなかろう。もし言わねばならぬことが一つあるならば、それは、タフな探偵と感傷という対極的なものの取合せが、マーロウの人間的な幅の広さを提示するのにたいそう効果的だという事情であろう。(p.234)
 …
 ここには、タフな行動人と瀟洒なサロンの社交人とを一身に兼ね備えた男がいる。…(p.236)

あまりにも予見的な 評論家 瀬戸川 猛資
 …
 しかし、予見といえば、レイモンド・チャンドラーの『プレイバック』について書かれた『フィリップ・マーロウという男』にとどめをさすだろう。これは中村真一郎のロス・マクドナルド論と好一対を成す文章である。問題となる部分をすべて引用しよう。
(…)
《この箴言》は、後にとてつもなく有名になった。「強くなければ生きていけな」あるいは「タフでなければ生きていけない」と言い換えられて人口に膾炙していった。そしてとうとう一九七八年の角川映画『野性の証明』の宣伝コピーに使われたのである。それに対し「チャンドラー・ファン怒る」という大きな記事が毎日新聞の三面ぶち抜きで登場し、かなりの騒ぎになったりした。
 そのすべては、右の丸谷才一の文章をもって嚆矢とする。だいたい『プレイバック』はチャンドラーの凡作である。丸谷がかの「箴言」をわざわざ拾い出さなければ、後世には残らなかったかもしれない。あそこまで有名にはならなかったかもしれない。(p.276)
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松下幸之助発言集 (8) 松下幸之助

松下幸之助発言集 (8)@amazon 松下 幸之助 PHP総合研究所研究本部「松下幸之助発言集」編纂室 (単行本 - 1991/7)
質疑応答
大学がいくつ必要かを裁定する

松下 ……
 私のほうでも、採用するときには、秀才ばかり採用したいと思いますわな。けれど、ほんとうは秀才ばかり採用したら失敗ですよ。必ず喧嘩しよるですよ。だから、秀才一人と、あとは鈍才というわけやないけれどもちょっとそれより落ちる人が三人なら三人、あるいはスポーツをやる人とか、そういうふうにして、いろいろな人を混合して採用するんです。つとめてそうしているんです。もっとも、そう秀才ばかりが一つの会社に寄ってきませんから、自然にそうなっているわけです。それでうまく行っているんです。そうやないと、あんまり一番二番という連中ばかり集めたら、言うこと聞かんし仕事しよらんです。仕事してもみな議論ばっかりやって、なかなか事が運ばないです。それは非常に面白い現象だと思います。(p.30-31「日本の教育を見直す」自民党文教制度調査会文教部会合同会議 昭和五十年(一九七五)五月九日)
posted by raycy at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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